![]() |
小豆島1周ルート 2日目 坂手港の東の瀬戸浜を出発し、途中島の東に浮かぶ風ノ子島に上陸し、小豆島の北東の吉田浜にゴールした。 |
| 小豆島1周2日目 5:30 夜明けとともに目が覚める。テントから這い出して散歩をしていると、浜でゴムボートをたたんでいる人がいた。話を聞くと、昨日の船で岡山から小豆島にやってきて、ゴムボートで目の前のテトラに渡って、一晩中釣りをしていたそうだ。 クーラーボックスを見せてもらうと、20〜30匹のメバルが入っていた。テトラの上で夜通し釣りをしていたということにはもちろん、わざわざ岡山から釣りに来ていることに驚いた。それ程、小豆島の海が豊かということなのだろうか。 8:10 夕べの残りご飯を雑炊にしてかっこみ、テントを撤収。瀬戸浜を出発した。今日も晴天、カヤック日和。しかし、大角鼻を回り込むとあいにく進行方向反対の潮が流れていた。目の前に見える風ノ子島を目指し、力を込めて漕ぎ続ける。風ノ子島の周りにはたくさんの魚が泳ぎ、岩肌には大きなカメノテやフジツボがびっしりと張り付いていた。この島のまわりの海は小豆島の中でも特に美しく、自然が豊かなようだ。 風ノ子島をあとにし、小豆島の東側を北上していく。遠くにうっすらと淡路島の島影が見えるだけで、カヤックの周りには広い海が広がっている。海から突き出た大きな岩を回り込むと橘漁港だった。漁港の前はテトラで囲まれ要塞のようになっている。漁船に気を付けながら城ヶ島を目指す。城ヶ島と小豆島の間は干潮になるとつながりそうなくらい浅かった。でも水深が30cmもあればカヤックならば航行可能だ。島と島の間をするりと抜けていく。 11:20 岩谷に上陸し、お昼ごはんとした。この旅行中、食事の調理には携帯用コンロか薪で火が起こせるネイチャーストーブを使用している。海岸に流木はいくらでもあるので、雨さえ降らなければこのネイチャーストーブが役に立つ。今日のお昼はツナパスタに決めた。火を起こして、お湯を沸かす。海を目の前にして食べると少々できの悪い料理もおいしく感じてしまうから不思議だ。 |
| 風ノ子島 ふのこじまと読む。この島の周辺はとても水がきれいだし、魚がたくさん見えた。岩にはびっしりとカメノテやクロフジツボがくっついていた。 海岸でシカの骨の一部を拾った。その骨はカヤックのデッキに飾られてその後の島1周をともにする。 |
|
| カメノテ 波のよく当たるような岩場(とくに岩の隙間)に密集して生息する。見た目とは違ってエビやカニの仲間(甲殻類)。潮が満ちてくると殻の隙間から手を出して水中の有機物やプランクトンを捕まえて食べる。 茹でて根元の部分を食べることができる。そのお味は・・・。ナイショ。 |
| 12:40 出発。小豆島の東側をさらに北上。浅瀬に大きな岩がごろごろと転がっている。そういえば、この辺はかつて大阪城の石垣のために採石をしていた場所。作業工が大岩の下敷きになったという伝説が残る八人岩はこのあたりだろうか。しばらく行くと現代の採石場が見えてきた。山が大きくえぐられている。 14:00 だんだんと腰の辺りが痛くなってきたが、まだまだ元気。カヤックはスイスイと進んでいく。堤防で陸とつながっている小島を回り込み、福田港を通り過ぎたあたりで一休み。今日も天気が良くてまるで夏のようだ。赤く日焼けた二の腕には、海水が塩となってこびりついていた。 地図で現在地を確認して再び海へ漕ぎ出す。南東の風のため海は荒れているが、今日のゴールは目の前の岬を越えたところ。しだいにペースも上がる。 岬の先端を回り込むと、遠くにくっきりと家島諸島が見えた。今度はあの島まで行ってみよう。昔の人たちは帆や櫓を使って瀬戸内海を縦横無尽に行き来していたのだ。カヤックだってそれは可能だ。 |
| おにぎり岩 自然のいたずら? 見事なバランスで岩の上にちょこんと乗っている。 一体何人分のおにぎりだろう? |
|
| 洞窟? 小豆島の岩肌は風化した花崗岩がほとんどでもろくて崩れやすい。そのため奥深い海触洞はほとんどない。 ここも実は奥行きはそれ程ないが、なかなかいい感じ。 |
| 15:30 吉田湾に入るとそれまでの強い風は岬でさえぎられ、海は一転穏やかになった。すぐに今日のゴールの吉田に到着した。ハマボウフウが浜一面に白い花を咲かせていた。 吉田を今日のキャンプ地に選んだのは何といっても温泉があるからだ。テントを張って本日の寝床を確保すると、潮だらけの体でキャンプ場の温泉を目指した。 しかし建物の入り口には鍵がかかり、明かりもついていない。よくみると、この日は週に1度の定休日。「キャンプ場に休みなんてあるのかぁ!」雄たけびを上げながら脇の水道の水を頭から浴びた。 5月の夜風はまだまだ冷たかった。 (その3へ つづく) |
![]() 戻る |
上へ |
その1へ |