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エベレストへの旅





エベレスト街道 トレッキング 3日目 高度順応

3月27日(トレッキング3日目 ナムチェで高度順応)

6:00起床。
朝起きるとナムチェの街は真っ白な雪に包まれていた。そしていまだ小雪が舞っている。

今日は高度順応のためこのナムチェでの休息日。とりあえず歯を磨く。

食堂で朝ご飯を食べながら、イッコと今日の予定を話し合う。

実は休息日といても部屋でごろごろしていては、高度順応にはならない。

高度に体を慣らすためにはちょっと負荷をかける必要がある。つまりは高いところへ登って、低いところへ戻ってくる。これを繰り返すことで体は高度に順化していく。

ようは高度を上げたり下げたり、ジグザグしながら山を登って行くのが一番いいのだ。

といいうことで、今日は雪の中、ナムチェの近くの山の集落クムジュン(3780m)まで高度順応トレッキングに出かけることにする。富士山よりも高い場所。

温かいウエアの上にカッパ着用。完全防寒対策仕様で宿を出発すると、隣の宿の前にはラフなウエアで片手に携帯、裸足でふみふみ洗濯をするシェルパ少女!

「わー、寒くないの?」

「平気~!」

笑顔で答えてくれた。

元気だね~(笑)

ナムチェの街を登りしばらく行くと広い雪面に出た。どうやら飛行場らしいがホワイトアウト一歩手前。

これ以上雪が降れば・・・。

「遭・難」の2文字が頭の中をよぎる。

ガイドのいない僕たちは急に不安になってきた。前方を歩くグループの後についていくことにする。

ところが、このグループの1人の女の子がひどい高山病に見舞われているようで歩くスピードが僕よりも遅い。

何度も追い抜いてしまいそうになる。しかし追い抜いたら道がわからなくなる。超ビスターレで進む(笑)

しかし飛行場を抜けると、クムジュンへ向かうしっかりとしたルートが現れた。お茶を飲んで休憩するというこのグループに別れを告げて、イッコと2人だけでクムジュンへ向かう。

峠で再び元気なシェルパ少女たちに出会う。

サンダルに短パン!

君たち寒くないの?

恥ずかしそうに笑う彼女たち。

それを見て僕らの心はなんだかほんわか温かくなる。

峠を越えるとクムジュンの街に到着した。

美しい村だ。(った気がする。雪に覆われてあんまりよく見えなかった・・・。)

村の子どたちが雪の中、家の手伝いをしている。背負ったかごで畑に落ち葉を運んでいた。

「ナーマステ。」 「ナマステー!」

とっても元気。

ここが富士山より高い場所だとはとても思えない。たくさんの家があり、畑があり、人の暮らしがある。

ただ、思えないけど、体は高度に正直に反応し、頭が痛い、呼吸が苦しい。

しかし、お腹だけは高山病に強いらしく、ぐぅ~っと腹が鳴る(笑)。

食堂でお昼ご飯を食べ、しばらく休んだのち再びナムチェへ戻る。

途中、日本人が建設したというエベレストビューホテルに立ち寄る。

「ここからはエベレストの山々がものすごくきれいに見えるんですよ。」

「本当に綺麗だよね。って、雪で真白、なんも見えんやんか~。」

イッコとアホな会話をしながら、真白な窓の外を眺めながら高級なお茶を飲む。

(エベレストビューホテルのお茶はちょっと高い。おまけにサービス料まで取る。景色料も入ってるんだろうね。景色見られないときは負けてちょうだいな。でも本当にとってもおいしいお茶でした。)

15:30 道に何度か迷いながらも無事にナムチェに帰還する。雪は納まりつつあるが、いまだ降り続いていた。

こんな日に洗濯を干しても乾かないと思うのは几帳面な日本人だけか。

明日は晴れて洗濯が乾きますように。

そして明日は晴れて美しい山々が見られますように。

高山病の頭痛は相変わらずだ。

同じ宿に泊まっているイングランドのおっちゃんから、いざという時のお守りとして持っておきなさいと「ダイナモックス」という高山病の薬をもらった。

それからおっちゃんのアドバイスによると「ガーリックスープ」が高山病対策にいいらしい。

その日はもちろん「ガーリックスープ」を注文した。できれば薬に頼らずカラパタールに立ちたいものだ。

エベレストトレッキング豆知識

高山病は英語でHigh altitude sickness、 高度順応はacclimatisation

トレッキング4日目に続く

目覚めるとナムチェの街は雪に覆われていた。
雪の中、携帯片手に裸足で洗濯をする元気なロコガール。
ゾッキョの横をちょっとビビり気味ながら通り過ぎるイッコ
ホワイトアウトで遭難寸前・・・。
雪道をサンダル短パンで歩くロコガール。寒くないの~?
クムジュン村の子どもたち。雪の中でも元気に働いていた。
雪の中に干された洗濯もの。明日には晴れるかな?