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知床エクスペディション'10

北海道の東北部、オホーツクの海に突出した知床半島。

手つかずの自然が残され、ユネスコの世界自然遺産にも指定されるほど、世界的に貴重な自然を有する場所です。

そんな自然豊かな知床半島をカヤックで漕いでみたいと強く思い始めたのは、2009年に参加した熊野海道エクスペディションで、知床の海をガイドする新谷暁生さんに出会ったからでした。

ガハハと豪快に笑うチャーミングな笑顔。知床のヒグマのようにでかい手(握手をしたときに思わず「参りました」といってしまうくらい(笑))とハート。それでいて気象の変化や参加者の様子をいつも見ている繊細な感覚。焚き火の前や海の上で聞かせてくれた素敵な歌。

熊野海道を旅している間に、僕の心はむんずと新谷さんに鷲づかみされてしまっていたのです。

知床の豊かな自然はもちろん魅力的でしたが、新谷さんと一緒に知床の海をカヤックで漕いでみたい、そう思い、人生初の北海道、人生初の知床へと向かったのでした。

1日目(6月28日)



女満別空港へ降り立つ飛行機の窓から北海道の台地が見えた。広い畑がパッチワークのように広がっている。

暑い!空港を出るとそこには夏の北海道があった。
それでも、梅雨で蒸し暑い本州と比べ、北海道の空は軽く爽やかだった。

一緒に知床エクスペディションに参加する人たちと空港で合流し、新谷さんの迎えを待つ。

今回の知床は第5回知床シーカヤックシンポジウムをかねており、講師として参加することになっている柴田さん(algaforest)、野川さん(RAINDOG)とも空港で再会することができた。(両氏とは春の瀬戸内海を一緒に漕いだのだった。)

夕方近く、空港に新谷さんが現れた。ガハハと笑いながら再会の握手。
「よろしくお願いします!」
ぎゅっと掴まれたその手はやっぱりでかい。知床の旅が始まった気がした。

車は一路、本日のキャンプ地へ。
北海道のどこまでもまっすぐな道を飛ばすこと約1時間半。
明日の出発地近くのキャンプ場に参加者が全員集合した。

さっそく、夕ご飯の準備がはじまり、ワインバーもオープンした。

今回の知床エクスペディションの仲間、総勢25名はあっという間に仲良くなり、大いに盛り上がり、あっという間に夜は更けていったのだった。











2日目(6月29日)

知床の夜明けは早い。朝の3時にはもう明るい。
そして知床のカヤックは風の弱い早朝の移動が基本だ。

ということで、本日の起床は4時30分。
眠い目をこすりながら、みんなで朝ご飯。

といっても、今日は出発日。
カヤックを海岸に移動したり、大量の荷物をカヤックにパッキングしたりで、海に浮かんだのは9時30分頃であった。

それにしても、いい天気。
北海道の透明な空気を太陽の光がスッと通り抜けてくる。海も穏やかで気持ちが良い。

今回の旅は半島の西側「宇登呂(ウトロ)」から知床半島を時計回りに周り、東側の「相泊(アイドマリ)」をゴールとする約70kmのコースである。

ここを4泊5日でめぐる。
日程に対し、距離は短いが、それは知床という特殊な環境をカヤックで周るためのものだ。

知床半島は「風の半島」と呼ばれる。
半島には高い山脈が連なり、気圧のちょっとした変化で、山からものすごい風が吹き降り、海は突如として荒れ、手がつけられなくなる。

そんな時には風が収まるまで、数日間、浜で停滞ということもありえるのだ。

とはいえ、今日は本当に海は穏やか。空も海も青い。
まるで瀬戸内海の凪の海ようだった。
のんびり気分でカヤックは進んでいく。

宇登呂を出るとすぐにワイルドな知床が始まる。

断崖絶壁の岩肌。岩のくぼみにはたくさんのカモメやウ。
風に漂う海鳥の糞の臭い。
所々に現れる大きな滝。
あっという間にカヤックは知床の世界に入り込んでいった。

適当な浜に上陸して休憩。
お昼ごはんの後は昼寝をするもよし、読書をするもよし、散歩をするもよし。
僕らは自由だ。

名前だけは聞いたことのあった「カムイワッカの滝」を通過。
滝の水は硫黄成分を含んでいるらしく、波打ち際の岩は白く、まわりの海はエメラルドグリーンに変色している。

そして滝の前には戦時中の建物や桟橋の柱のあとがあった。
知床の苛酷な環境と飲み水にあまり適さない滝の水。
当時の人たちの生活はつらいものだったと新谷さんから話を聞く。

夕方4時すぎ、本日のキャンプ地の海岸に上陸。
天気も海も良く、今日は20kmあまりの距離を進んだ。

基本的に知床の海岸はごろた石の海岸だ。砂浜はほとんどない。
瀬戸内海の砂浜に慣れている僕にとって、とても新鮮だった。

ゴロゴロの石の上にテントを張るのだが、快適な寝床を求め、できるだけ平らで、飛び出た石の少ない場所を選ぶ。

道具を整理し、テントを張って、上陸後の服に着替えたら、あとは夜ご飯を待つだけ。

頼りになる有能なスタッフがてきぱきと焚き火を起こし、ざくざくと材料を刻み、使い込まれて外側が真っ黒になった大鍋をがしがし使い、豪快に料理が作られていく。

今日のメニューはなんだろうと、みんなが焚き火の周りに集まってくる。

夜の帳が折り始め、おいしい料理が出来上がった頃には、おのおのがカヤックに積み込み運んできたビール、ウイスキー、焼酎、梅酒、様々な酒が焚き火の回りに並び始める。

今日の知床の海をみんなで話しながら、おいしい料理とうまい酒で知床の夜は更けていく。






























(3日目)6月30日

本日も4時30分起床。すでに朝日は山の上に。

本日は知床半島の難所の1つ、ルシャ川の沖を通る。
谷になっている山脈の形状から、「ルシャだし」と呼ばれるものすごく強い風が吹き降ろすため、海が荒れる難所として知られている。

そして、この風は昼から夕方に向かいどんどん強くなる。
そのためにも風の比較的弱い早朝の出発が必要となるのだ。

出発し、ルシャに近づくにつれて山の上に不思議な形の美しい雲がはっきりと見えてきた。山の頂上になめらかに雲がかかっている。

あれは風が強く吹いている兆候の「レンズ雲」だろうか。
ビュービューという音が聞こえそうなくらい、風に流され雲は刻々と姿を変えていく。

そして目の前の海面にもくっきりと風の通り道が見え始めた。

きたーっ!
風と波の海域に突入した。

まずは向かい風。
一漕ぎ一漕ぎ水をしっかりとキャッチしながら漕いでいく。

向かい風のポイントが過ぎると、時折、小さな竜巻が発生し、風は左右上下あらゆる方向から吹き始めた。
気を抜くとパドルを吹き飛ばされそうになる。

そして、追い風ポイントに入り、カヤックはビューンと風に運ばれ、しばらくすると風が収まった。

なんとか難所を無事に通過できたらしい。

知床半島の海岸線には整備された道路などはないが、ところどころに番屋と呼ばれる漁師小屋がある。
これから夏にかけてコンブ漁やサケ漁などが始まると、ここに漁師が寝泊りしながら漁を行うのだ。
今の季節は無人がほとんどで、沖の定置網などで漁の準備をしている姿が見られた。

知床といえば、野生の生き物に会える場所。

目の前の陸から少し離れた大きな岩の上でカモメがたくさん舞っていた。
いったい何事かとおもっていると、その岩の上を動いている黒い点が見えた。

ヒグマだ!
ヒグマがカモメの卵を食べているのだそうだ。

さらに近づくと、大きなヒグマの横に、ぬいぐるみのような小さなヒグマがいた。
小熊を連れた母熊だったのだ。

岩の上を歩く母ヒグマはでかい。その後ろをついていく小熊はかわいい。岩から落ちないかとハラハラする。

そして僕らは慎重にヒグマのいる岩の脇をすり抜けた。

振り向くとヒグマが海を泳いでいた。僕らに驚き、岩場から陸地に戻ったのだ。小熊も上手に泳いでいた。
陸地に上がると大きな体をぶるぶるっと震わせて、体についた海水を振り払った。

ヒグマのすむ知床。手つかずの野生が色濃く残る知床。

そんななか僕たちはキャンプをしながら旅をしているのだ。
キャンプ地もその辺を考慮しながら選ばなければならない。

といっても、ヒグマは海を泳げる。
たとえ3方を崖に囲まれているとしても、海からやってくるのだけど・・・。

今日はここにキャンプさせてください。

知床半島のほとんどは電波の届かないエリアだ。
携帯でインターネットから天気予報や天気図を見ることもできない。

しかし知床は天気がコロコロと変わる。
そこで必要な情報はラジオから得ることになる。

夕方4時になると、新谷さんはラジオを聞き、天気図を書き始める。
自分の書いた天気図と観天望から今後の天気、海況を予想し、今後の行程を判断する。

頼れるガイド、新谷暁生。

今回の旅はシーカヤックシンポジウムもかねていた。
毎夕、ごはんの後は焚き火を囲んだり、眺めの良い岩場でシンポジウムが開かれた。

日本1周の話や自身が編集長をしている「kayak誌」の話をしてくれたレインドッグ野川さん。
探検好きの少年になって僕たちに南極探検の話をしてくれたアルガフォレスト柴田さん。
ゲストのみんなを巻き込んでチームワークを高めてくれたパタゴニアの辻井さん。
そして、知床の話、山の話、いろんな話をしてくれた新谷さん。

旅の間、本当に充実した焚き火ナイトを過ごすことができた。
ありがとうございました。

そんな感じで、本日の夜もまた更けていくのだった。


























4日目(7月1日)

4時起床。
テントから出ると、辺り一面もやにつつまれていた。

昨日の晴天はどこかへ消えてしまったが、海も山もしっとりとしていて、これはこれでまた美しい幻想的な知床。

今日はいよいよ知床岬を回りこむ。
ワクワクしながら穏やかな海にカヤックを浮かべる。

海から吹く冷たい風、山から吹き降ろす生暖かい風、海の上で混ざって、もやができるのだろう。
先頭集団のカヤックがかすんでいる。

知床らしい海。(といても、初めての知床ですが・・・)

霞の中から知床の怪物が姿を現す。
獅子岩というが、カメか鳥の怪物のようだ。
怪物の眼の中でカモメが巣をつくり、卵を温めている。

知床岬を回りこむ手前の海岸に上陸し、せっかくなので灯台まで歩いてみることにする。急な斜面を登り、草原を抜け、灯台を目指す。

今は歩きやすいこの草原、十数年前まで人が隠れてしまうほ背丈の高い知床特有の植物にうっそうと覆われていたそうだ。
現在、知床ではシカが増えすぎ、こうした貴重な植物を食べつくしてしまっている。

ここもシカが食べなかった植物や食圧を受けて背丈が短くなった植物だけが生息している。
銃による駆除が行われているそうだが、シカやサルによる農作物の被害が深刻な小豆島と重なって見えた。

ともかく、僕たちは灯台の真下まで歩いた。

先頭グループが灯台の下の森に入ると、急に立ち止まった。

「ク、マ。」
誰かの口がそう動いた。草むらでヒグマが昼寝をしているらしい。

そして次の瞬間、前のグループから白い煙が上がった。

「ゴホッ、ゴッホ。」
前を歩くグループが次々に咳き込み始め、後ろを向き、一目散に逃げ出した。
どうやら、先頭がクマ撃退用のスプレーを発射したらしい。
そして僕らはクマの風下にいた・・・。

何がなにやら分からない僕も空気中に漂っていたクマスプレーを吸い込んでしまった。
一瞬で眼と鼻と喉がひりひりし、咳き込み、息ができなくなってしまった。

ものすごい効果だ!
こりゃ、確かにクマも逃げるよ。今回逃げたのは人間だったけど・・・。(笑)
(クマスプレーを発射する際には必ず風向きを確認しようね。)

岬を無事回りこみ、11時には本日のキャンプ地に到着した。
海況がよければスイスイ進み、昼前には上陸、あとはのんびり過ごす。
これが知床流のカヤックツアーだ。

もし、海況が悪ければ、向かい風や荒れた海の中で少しずつしか前進できず、キャンプ地につくのは夕方前、もしくはキャンプ地に行くことすら無理で、出発した海岸に戻る、なんていうことになる可能性だってあるのだ。

時間のたっぷりある僕たちは今日はビーチコーミングをすることにした。
まずは海岸を歩き、お宝を探す。

「おっ、なにやら素敵な物を発見!」

ビン玉だ。

プラスティックの浮き玉が開発される前の時代には、ガラスの玉が漁具の浮きに使われていたのだ。

このビン玉はその当時に使われていて、漁具から切れて海の上を漂流し、海岸に流れ着いたもの。
(でもよく考えれば、このビン玉、プラスティック性のカバーに覆われている・・・。比較的新しいもの?)

そんなの関係ない!
なにはともかくビン玉は男のロマンなのです(笑)
そんなにいっぱい持って帰れるのかという女性たちの心配をよそに、夢中になって拾いまくる男たち。

ついでに、ロープも拾ってきて、小笠原に住んでいた頃に教えてもらったビン玉の編み方を思い出し、興味のある何人かでやってみることに。

不格好だが、なかなか素敵なものができあがった。

そうこうしているうちにラーメン一丁出来上がり。

浜で食べるラーメンは何でこんなにおいしいんだろ。
雨なんて関係なし。
腹をすかせ少し冷えた体に熱いラーメンのスープが染みわたる。

この後、雨足はさらに強まっていくのだが、漁師カッパに包まれた僕たちは雨なんかおかまいなし、この夜も焚き火の周りで僕たちは盛り上がり、夜は更けていくのだった。
































5日目(7月2日)

ちょっとゆっくりめの5時30分起床。

「ドーン!」
早朝、どでかい爆発音で眼が覚める。ビックリしたものの、「雷がどこかへ落ちたのかな?」と思いながら2度寝する。

しばらくするとテントの外でなにやら話している声が聞こえてきたので、外へ出てみると、朝早くから起きているスタッフが遠くを見つめていた。
その視線の先にはのっしのっしと歩くヒグマの姿が・・・。
大きなヒグマがゆっくりと海岸の向こうへ消えていった。

話を聞くと、早朝、今クマが消えた反対側の海岸にクマが出現し、テントのほうへ近づいて来たため、トド玉(爆竹のようなものです。)を投げて驚かせて退散させたのだが、薮の中に逃げこんだクマは僕らがテントを張っているすぐ横の薮の中を通り抜け、再び海岸に出現し、悠々と歩き去っていったというのだ。

ヒグマが歩いた薮と僕らのテントとの距離、約20m。
そのあまりの近さに驚く。

が、そんなことに動じず、大なべで味噌汁を飲む我らがリーダー新谷さん。ヒグマもこの人には襲い掛かろうとは思わないだろう(笑)

出発時は晴れ間が見えていたが、海に出ると雲が発生し始めた。海は穏やかなものの、やや肌寒い。途中でカッパを羽織る。

今日まで順調に進んでいるために僕たちの行程には十分な余裕があった。

途中見晴らしのよい高台にみんなで登る。急な斜面を登り始めると、雲の隙間から青空がのぞきはじめた。
そして、はるか向こうには国後島が姿を現した。
教科書にでてきた北方四島の1つ国後島。日本が自国の領土だとロシアに返還を求めている北方四島。

いつもは自分とは関係のないところにある(すいません・・・)国後島が目の前にある。
沖縄本島より大きいなんて、全然知らなかった。

国後島周辺は知床側の海よりもすっと良い漁場が広がっているそうだ。ここに住む人たちにとって、北方四島は本当に身近な存在で、必要な場所なんだと実感する。

海岸に戻ると、海は凪、空は晴れ、ものすごく気持ちのよい海が広がっていた。
本日のキャンプ地だってすぐそこ。
みんなうきうき、お遊び気分。こんなカヤックあってもいいか。

海を吹く風がとても気持ちがいい。
爽やかな知床の風を受けながら、なぜだか分からないけれど、僕はカヤックガイドになろうと決意した小笠原の海の風を思い出していた。

思わず心がふるえ、知らない間に顔がにやけていた。

僕は思った。

知床は風が生まれ、雲が生まれ、雨が生まれる場所なんだ。

小笠原もそうだった。

瀬戸内海の海だって大好きだ。でも、知床の海は特別なんだと思った。知床は僕にとって小笠原の海と同様に大切な場所の1つになった。

なんて、感傷に浸っているのは一瞬で、上陸後の僕たちは忙しい。

コンブを浜に干したり。
冷たい川の水で沐浴したり。
うまい料理を作ったり。

気がつけば日が暮れ、今日も焚き火の周りは盛り上がっていった。

6日目(7月3日)

4時30分起床。
テントから出ると、細かい霧雨が舞っていた。

この時期、知床半島の東側は西側に比べると天気が悪く、いつも霧や雲に覆われどんよりしているのだそうだ。
出発する頃には霧は小さな雨になった。しっかりと装備を着込みゴールに向かって出発。

「遠くに見えている岩。あれ、カヤックに乗っている爺さんみたいに見えるだろ。」
新谷さんが指さす方をみると、僕たちの出発をカヤック爺さんが見守っていた。

僕らのすぐ横で雲がどんどん生まれていく。

ゴールの羅臼までは残すところ十数km。
ゆっくり漕いでも昼前には着くだろう。
「このままいつまでも知床の海を漕ぎ続けたい。」
みんなそう思っているようで、ペースがスローダウンし始めた。

岩礁地帯を回り込むと、海岸に番屋がたくさん並び始めた。
ゴールの羅臼はすぐそこのようだ。

番屋地帯を過ぎると、羅臼の漁港が見えた。

10時30分。
第109回知床エクスペディションは無事ゴールを迎えた。

みんな握手をして無事にゴールできたことをたたえあう。

このメンバーで一緒に旅ができたことに感謝!

そして、晴れ、風、雨、霧、いろんな天気を体験させてくれながら、無事に知床半島を1周させてくれた知床の神さまにも感謝!

そして僕たちをガイドし、毎日おいしいご飯を提供してくれた新谷さんとスタッフのみなさん、毎夜楽しい話をしてくれたゲストスピーカーのみなさんにも感謝!

羅臼の霧の中、この日も夜遅くまで焚き火の周りは盛り上がったことは言うまでもない。

知床、また来よう。次回はどんな知床に出会えるのか楽しみだ。

参加者一同揃ったら、まずはおいしいごはんです。
豪快なワインバーもオープン!

こんな大量の荷物積み込めるのっていうぐらいの荷物がそれぞれのカヤックに納まっていく。はみ出た分はカヤックのデッキに縛り付けられる。
カヤックはあっという間にワイルドな知床の世界に突入した。
今日は青い空青い海。気持ちの良い北海道知床の夏の海。
絶壁の岩棚は海鳥マンション。カモメが子育てしている。
その枕はちょっと固そうですよ。
今日の晩ご飯はなんだろう?ガシガシと豪快に、かつ手際よく料理がつくられていく。

夏の知床の朝は早い。4時すぎには日の出を迎える。
山を覆うレンズ雲。あそこはきっとものすごい風が吹いているのだろう。
海岸にところどころ洗われる漁師の番屋。
ルシャだしの風が吹き始めた。この後、写真を撮る余裕などないくらい海は荒れ始める。
知床はヒグマの住む世界。
知床の神様。今日はここにキャンプさせてください。
毎夜、講師たちの楽しい話が続いた。

今日は知床らしい靄の海。
突然、靄の中から怪獣が顔を出す。
上陸して知床岬の灯台を目指す。この後、とんでもないことが・・・。
本日のキャンプ地。立派な滝がありました。
お宝発見!この中に男のロマンビン玉が入っていたのです。
こんなのできました!
海で食べるラーメンはうまい!

豪快な新谷さんにクマも逃げ出す?
カヤックに入りきれない荷物はデッキの上に。落とさないようにしっかりと結びます。それにしてもデカッ!
あれっ?なんか変。
上陸後の僕たちは忙しい。コンブ干したり。
頭洗ったり。
海上で頼れるスタッフは、陸にあがると有能な野外料理人に早変わり。